固定資産の棚卸し、その目的は?

固定資産の棚卸し、その目的は?

固定資産物品の管理業務においてご苦労されていることの一つに「棚卸し」があります。年に1~2回と実施回数は多くないのですが、いざ行おうとすると普段の業務に加えての作業となり、負担になっていることも多いかと思います。とくに決算前の時期になると「あぁ、今年も固定資産の棚卸しの時期が来た…」と憂鬱な声が聞こえてきそうですね。

関連記事:棚卸しの方法大公開!効率よく正確に棚卸しするポイントとは?

 

Q)固定資産の棚卸しを年に何回実施しているかお答えください。
(「固定資産の管理に関するアンケート調査」より)

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面倒さばかりが先に立つ棚卸しですが、そもそも固定資産の棚卸しは何のために行うのでしょうか。

 

■面倒な棚卸し、何のために行うの?

棚卸しには様々な目的がありますが、主なポイントとして下記の3つがあげられます。

  1. 固定資産台帳の正確性の維持・適正化
    • 固定資産台帳上の管理情報と実態が異なるということは、保有している資産の状況が正確に把握できていないということです。移動や移管、売却、廃棄など資産物品の状況は日々変更されますが、この情報が正しく固定資産台帳に反映しきれないケースも多いでしょう。
    • 棚卸しを行うことで、資産物品の有無や稼働状況、利用者・利用場所などの管理状況を把握し正確な固定資産台帳の維持管理が行えます。その結果、財務諸表における資産の表示を適正化することが可能になります。
  2. 正確な償却資産税の算出
    • 固定資産台帳をもとに償却資産税を計算し納付しますが、この台帳が実態を乖離していると納税額の算出も誤ったものとなってしまいます。
    • 実態をきちんと把握し、必要に応じて不要な資産を除却することで節税も可能になります。
  3. セキュリティ・資産の保全
    • 固定資産は「事業の用に供する」ことを前提とした財産であり、滅失や盗難といった事件・事故を防ぐ必要があります。
    • 棚卸しを行うことで管理を厳密に行っている、ということは事件・事故の抑止につながります。また、万が一事件・事故が発生した場合でも追跡調査が容易になります。

 

このほかにも、固定資産を活用している現場でのメリットも挙げられますね。
たとえば…

  • 資産の状況を確認し予防保全につなげる
  • 買い替え時期を予定し予算化算出の根拠とする
  • 管理意識の向上  …等々

 

◆◆ さて、いかがでしたでしょうか。

棚卸しは確かに面倒な業務ですね。しかし上記に挙げた通り棚卸しには様々な効果が期待できます。
実際に棚卸しを実施する方にもこれらの目的や効果を理解して頂くと、棚卸しに対する見方も変わってくるかもしれませんね。

ネットレックスでは面倒な棚卸し業務を「効率的に」「正確に」実施するための様々な支援メニューをご用意しています。棚卸し業務を改善するにあたっての課題や疑問点などございまいたら、お気軽にお問い合わせください。

このブログが皆様の会社における「モノの管理のヒント」になれば幸いです。

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