株式会社ブロードエンタープライズ 様

日々の在庫管理、棚卸し作業の精度向上と効率化に貢献

  • 業種
    情報通信
  • 拠点数
    8拠点
  • 管理対象
    機械装置
  • 管理点数
    在庫倉庫 約37,000点・登録点数 約200,000点
  • 課題
    棚卸し効率化・正確性の確保
  • 導入
    システム
    棚卸し(QRコード)
    移動管理(QRコード)

会社概要

施工業務本部
栢本晴菜氏 橋本麻帆氏

株式会社ブロードエンタープライズ様は、マンションにインターネット環境と、IoT設備を導入し、マンション管理をスマート化する事業を展開しています。同社のスローガンに「ひとくふうで笑みを」とあるように、無料インターネット設備「B-CUBIC」を導入することにより入居者には喜びを提供。オーナーには付加価値の高い、競争力のある物件としてマンション経営を、管理会社には管理をDX化し業務効率化・コスト削減をサポートしています。

他にも、IoTインターフォンシステム「BRO-LOCK」や宅内IoTリノベーション「BRO-ROOM」、外壁塗装・大規模修繕「BRO-WALL」、初期費用ゼロ円で設備投資やリノベーションを実現するファイナンススキーム「BRO-ZERO」など、資産価値の向上と収益最大化をサポートするさまざまな事業を展開。2021年には、東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場しました。

施工業務本部の栢本晴菜氏、橋本麻帆氏にConvi.BASE導入の背景と効果を伺いました。

記事インデックス
  1. 導入の背景
    棚卸しで、在庫の差異が発生
  2. 導入の決め手
    課題解決を期待できる機能性の高さ
  3. 導入による効果
    管理台数の大幅増加にも対応し、棚卸しの精度も向上
  4. 今後の展開
    会社の成長、事業拡大にも対応できる汎用性に期待

導入の背景

棚卸しで、在庫の差異が発生

―― Convi.BASE導入の背景を教えてください。

栢本氏:施工業務部では、契約書ごとに工事の管理、施工店の手配、機器の準備、工事完了まで一貫して行っています。中でも、機器の在庫管理が重要になります。Convi.BASEを導入する5年前になりますが、当時は機器の契約はレンタルが中心でした。

例えばインターネット関連でしたら、ルーターやWi-Fiなどがありますが、お客様の機器ではなく、弊社の機器として管理しなくてはいけません。そのため、倉庫から出たら終わりではないです。どの物件に設置をしたのか、また障害発生時の返品・交換状況など減価償却を含め、それらを全て管理しないといけません。在庫管理アプリはありますが販売まで、またはお届けしたかどうかで終わりというものが多く、倉庫から出た後まで追跡できるものがありませんでした。

橋本氏:また、棚卸しに際しての在庫管理も、時間がかかっていた上に数が合わないという課題がありました。Excelで管理していたのですが、Excelの在庫の数と、手で数えた数が合わないこともありました。もちろん、一人だけでは行わず、ダブルチェックをしていたのですが、それでも合わないことがありました。毎日棚卸しをしているわけではなかったので、どのタイミングで合わなくなったのか、追跡をすることができませんでした。

栢本氏:受領表に基づいて出庫し、入庫表に基づいて入庫しているはずなのに最後は合わない。当時は今と違って、数も多くはなく約4,000台ぐらいでした。Excelで管理表をつけていましたが、気がつくとExcelの関数が壊れていたりと、あまりにも大変で思い出したくない記憶ですね(笑)

導入の決め手

課題解決を期待できる機能性の高さ

―― Convi.BASEを知った経緯を教えてください。

栢本氏:Convi.BASEとの出会いは展示会になります。弊社の社員が、展示会に行った際にConvi.BASEを知り、その場で担当の方から詳細を聞くと「抱えている課題を解決できるのはこれだ!」とすぐに思ったのがきっかけです。それまで、さまざまな会社から話を聞いていたのですが、なかなかマッチするものがなく、半ば諦めていた状況でした。そのため、Convi.BASE導入までの決定はとても早かったのを覚えています。

――  Convi.BASEを採用された決め手を教えてください。

栢本氏:担当者の方の説明が、具体的で分かりやすかったというのは大きかったと思います。

Convi.BASEを導入したら、抱えている課題をどのように解消できるのか。自分たちが使用した場合の効果を想像できました。当時はExcelで管理していたので、先ずConvi.BASEにそのデータを乗せて具体的に見せていただきました。プラスしたい項目、いらない項目が明確になり、担当者の方の対応がスピーディだったのも導入のきっかけになりました。

橋本氏:Convi.BASEで棚卸しをする場合、QRコードを読み込みます。例えば、読み込みができていない機器が出ても、棚卸しアプリ上で棚卸し未実施品の台数や型番、金額などの機器情報をその場で確認することができます。そのため、機器の特定もスムーズに行えます。これは手作業では無理だったので、圧倒的に楽になるだろうなと思いました。
またシリアルごとに管理できるので、機器の履歴が追えます。その機器の物件設置先や、返品時の不具合状況などの情報をConvi.BASEで簡単に把握できるので、導入する時に迷いはありませんでした。

栢本氏:対応も親切で、導入する際のサポートも手厚かったですね。弊社は、持っている在庫機器用の管理ラベルを作成し、Convi.BASEに登録するデータを整えるだけでした。それ以外は全て、担当者の方が事前に整えてくださったのを覚えています。新しいシステムに移行する時は、結構大変なイメージがあると思うのですが、そんな心配はなくスムーズにできました。

導入による効果

取扱数の大幅増加にも対応し、棚卸しの精度も向上

―― 導入後の効果はいかがですか。

栢本氏:日々の入出庫の管理、各機器がどこにあるかの場所の管理、棚卸し等で使用していますが、圧倒的に棚卸しが楽になりました。導入時に比べ、現在は倉庫在庫の数も約4,000台から約37,000台と増え、毎日の出庫も20〜30台から100台〜200台ほどに数も大幅に拡大しました。出庫後に物件へ設置された機器も含めると約200,000台をConvi.BASEに登録しています。手作業時は大変時間がかかっていましたが、その時間が大幅に短縮されました。

そして何より、週に1回棚卸しをしていますが、導入後は何年も毎回数字が合っています。機器に関する棚卸しでは、監査法人が立ち会うことがありますが、お墨付きをいただきました。実は、手で数えていた時から監査法人の立ち会いはありましたが、「このままでは少し厳しいですよ」と注意されていました。Convi.BASE導入後は、毎年問題なくクリアできるようになりました。

―― Convi.BASEを導入していなかったら、苦労は続いていたかもしれませんね。

栢本氏:弊社は2021年に東京証券取引所 グロース市場に上場しましたが、Convi.BASE導入がその一助となりました。

―― 社員の方達の反応はいかがですか。

橋本氏:「Convi.BASE」は、操作方法が簡単で分かりやすいです。管理点数と出庫台数も増えてきたので、棚卸し作業や出庫作業を担当者以外のメンバーにも頼むことがあります。簡単な1ページのマニュアルを自分たちで作成して頼みますが、説明しなくとも使いこなしています。全くの初めての人でも10分ほどの説明でできてしまいます。Convi.BASEしか知らない社員は、私たちのこれまでの苦労なんて想像できないと思いますね(笑)

導入当時は分からないことがあったら、すぐにお問い合わせをしていましたが、今はほとんどありません。例えば、新たに項目を作ろうと思ったら自分たちで簡単に作れてしまいます。台帳の柔軟性が高いことも、Convi.BASEの良さであり、効率アップになっています。

今後の展開

会社の成長、事業拡大にも対応できる汎用性に期待

―― Convi.BASEを活用した今後の展開はありますか。

栢本氏:5年間使用してきてConvi.BASEの性能に、私たちは大きな信頼を寄せています。台数が増えてきても、棚卸しの正確性が変わらないことを実感していますので。現在、週に1回棚卸しをしていますが、今後は月1回に減らそうと考えています。手間も時間もかからず、効率性がアップできるので、その時間を他の業務に充てることができると確信しています。

橋本氏:この5年の間に、事業数も増えてきました。新規事業、扱う商材を考えるのは社長で、私たちは社長のことを「発明家」と呼んでいます。今後、さらに会社が成長するにあたり、扱う商材も増えてくると思いますが、Convi.BASEがあれば、心配はありません。スムーズに私たちの業務は遂行できると考えていますので、さらにConvi.BASEの力に頼っていくと思います。

お客様の会社概要

株式会社ブロードエンタープライズ
〒530-0051
大阪府大阪市北区太融寺町5-15 梅田イーストビル9階
https://broad-e.co.jp/

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